「書き上げたけど、これでいいのかな?」 自分の文章を客観的に見るのは難しいものです。誤字脱字は見落とすし、わかりにくい表現にも気づけません。
そんな時こそ、AIを**「校正者」**として使いましょう。 今回は、推敲フェーズで使える具体的なプロンプトを紹介します。
1. 基本の誤字脱字・文法チェック
まずは基本のチェックです。
プロンプト:
あなたはプロの校正者です。
以下の文章の誤字脱字、明白な文法ミス、表記ゆれを指摘してください。
修正案とその理由を表形式で出力してください。
文章の内容やトーンは変更しないでください。
【文章】
(ここに貼り付け)
ポイントは「内容やトーンは変更しない」と釘を刺すことです。そうしないと、AIが勝手に文章を書き換えてしまうことがあります。
2. わかりやすさ・読みやすさの改善
次に、文章の「伝わりやすさ」をチェックします。
プロンプト:
以下の文章を、中学生でもわかるように平易な表現にするための改善案を提案してください。
特に、一文が長すぎる箇所や、専門用語が説明なしに使われている箇所を指摘してください。
【文章】
(ここに貼り付け)
3. 表現のブラッシュアップ(類語・言い換え)
同じ単語ばかり使っていたり、表現が単調だったりする場合に使います。
プロンプト:
以下の文章の中で、「〜と思う」「〜考える」という表現が多用されています。
文脈に合わせて、より適切な、あるいはバリエーション豊かな表現に言い換える案を提案してください。
4. 批判的推敲(デビルズ・アドボケイト)
最後に、論理の穴や説得力をチェックします。
プロンプト:
あなたは批判的な読者です。
以下の文章を読み、論理が飛躍している点、説得力に欠ける点、反論が予想される点を厳しく指摘してください。
この指摘を受けると心が痛みますが、それを乗り越えて修正することで、文章の強度は格段に上がります。
まとめ
推敲は、作品を磨き上げる最も重要な工程です。 しかし、自分一人でやると限界があります。
AIという「疲れを知らない校正者」を味方につけて、あなたの文章をピカピカに磨き上げましょう。